石本 光司

【後編】Material Designの今がわかる「Material Now」―Google I/O 2015

この記事は2015年5月28日に行われたGoogle I/O 2015「Material Now」セッションの翻訳です。「Material Now」では、Material Designがリリースされてからの1年間の状況や反響、事例等を取り上げています。本翻訳の後編は、Google社のデザインに対する取り組みと、Material Designの採用事例について記述します。

Design Sprints

私たちはみなさんにMaterialをもっと好きになってもらいたいですし、みなさんのフィードバックをMaterialに取り込みたいと考えています。みなさんと対話するために、去年から私たちはいくつかのプログラムを始めています。

スターターのために、私たちはGoogleでDesign Sprintsを行いました。マウンテンビューのキャンパスでガレージと呼ばれる場所で、1日かけてデザインワークショップをします。いくつかの企業を招いて、そのチームのデザイナー、プログラムマネージャー、エンジニアが一緒にプロダクト開発における特定の問題に取り組むのです。

私たちはそれをサポートするのですが、それはなにも既存のアプリのMaterial Design化だけでなく、アプリデザインをいろんな観点からサポートするのです。これはとても素敵な取り組みで、私たちはみなさんが抱えている問題が何なのかを理解することができます。とても真剣で濃密なプロセスですが、反応はとても良いものでした。私たちは17の企業と協力し、今もこれ続けています。

加えて、私たちは100以上のデザインレビュー、それは1、2時間の短いセッションで、私たちのデザイナーの何人かがみなさんのデザインチームとMaterial Designの実装について話し合うのです。これもまたみなさんと協力しあえることができ、技術・デザイン両面からみなさんをサポートすることができます。

I/Oではデザインのセッションが他にもありますので、ぜひとも、みなさんチェックしてみてください。もし、このようなデザインレビューができないのなら、どうかdesign@google.comまで連絡ください。

FORM

form

昨年、Googleで初めてデザインカンファレンスを、ここサンフランシスコで開催しました。このイベントはとても素晴らしいものとなりました。このイベントは招待制なので、みなさんの中でどれだけの人がこのイベントに行けるかどうかは私にはわかりませんが、デザインコミュニティに繋がっていればその機会があることでしょうし、私たちは世界中のデザイナーを招き、講演をし、パネルディスカッションをし、ハンズオンのワークショップもしました。次のFORMを企画していますので、どうぞご期待ください。

Material Design in the Wild

さて、Material Designについてはここで終わりです。なぜなら、私たちはみなさんにもっと美しいアプリを作ってほしいですし、もっと直感的な体験をみなさんのユーザー・顧客に届けてほしいと考えています。

ここでセッションを終えますが、みなさんが実装したMaterialの事例について話す時間を設けることにしましょう。私たちはいくつかのMaterial Designを採用しようとする企業と話す機会を得ました。そして彼のストーリーを聞きました。そこで彼らの事例についてシェアしたいと思います。

Trello

まず、Trelloです。いくつかのプロジェクトを組織したりシェアするのに便利です。MobileリードのHamidはTrelloのMaterial Design化することで、プロダクトそれ自体、デザインにフォーカスすることができたと言っています。さらにははっきりとしたインパクトも数字として現れています。

  • 週間ユーザーあたりのセッション数が10%増加
  • セッションあたりのボード作成数が42%増加
  • セッションあたりのボードを追加するユーザー数が63%増加

The Hunt

次にファッションスタイルを共有するThe Huntですが、プロダクトデザイナーのJennyは、Material Designはデザインチームをスムーズに拡張してくれるものであり非常に助かっており、それはまたチームを加速させるものだと述べています。私たちは非常に嬉しかったです。なぜならこれは私たちが望んでいたことだからです。同様に、HuntのMaterial Design化で、以前と比べて”Hunts”が30%増加しました。

Pocket Casts

最後に、ポッドキャストアプリのPocket Castsですが、前述のアプリと同じような効果をあげていますし、Material Design化により30%も売上が増加しました。ファンタスティックですね!

このような事例は、なぜMaterialを採用するのかといった証明になりますし、まさしく私たちが進むべきものです。私たちは、みなさんが現在やっていることをさらに集中・加速させることを手助けしようとしているのです。もし、Material Design化に対して説得を要するのならこれらの事例をぜひとも使ってもらいたいです。

みなさんのこのような素晴らしい成果に私たちは非常に感動しました。もう少しこのようなアプリに対してより多くのみなさんにシェアや賞賛をしてもらいたいと考え、私たちPlayチームとDevチームは18の素晴らしいMaterial Designアプリを選択し、ショーケースとしてみなさんにシェアしたいと思います。

昨年、Material Designを紹介する動画を作成しましたが、実際それらはフェイクのアプリですが、今回並んでいるのは実際のみなさんが作ったまぎれもないリアルなアプリです。私たちは非常に興奮しております。

Material Design Award

さらに私たちは、特定の分野でもっとも素晴らしいMaterial Designをしているアプリを表彰するためのMaterial Design Awardも用意しました。今年は6つのカテゴリーから選びました。これらのアプリはまさしくMaterial Designのパイオニアです。

私たちMaterial Designチーム全体は非常にみなさんに感謝いたしております。なぜなら、システムそれ自体はただのアイデアに過ぎませんが、みなさんの日々の仕事のがんばり、貢献、革新のおかげで、Material Designがリアルなものとして、実際に手に触れるものとなったのです。本当にありがとうございます。

そういうわけで、Material Designの最初の一年は素晴らしくわくわくするような成功した一年でした。私たちは引き続き、みなさんとコミュニケーションしていきたいと考えています。何が機能して、何が機能しないのか、などみなさんから学びたい。次の一年はさらに素晴らしい一年となることを楽しみにしていますし、また来年ここGoogle I/OでMaterial Designの2歳の誕生日を祝うために集まりましょう。今日は本当にありがとうございました。

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