小松 健作

ティムのクロージングトークが素晴らしい!「W3C20 ANNIVERSARY SYMPOSIUM」ライブレポート(2/2)

10月29日、米シリコンバレーのサンタクララマリオットホテルで開催された「W3C20 Anniversary Symposium」より、 ティム・バーナーズ=リー氏の講演を現地レポートします。

※このレポートは、小松 健作, 飯田 アレン真人, 本間 咲来の3名で共同作成しました。

Closing Talk

Tim Berners-Lee, Web Inventor and W3C Director

今日、講演者からWebの未来や課題点について、貴重な意見・ディスカッションをいただけたことを嬉しく思っています。
25年前、この技術を考案し、私は一緒に働く人を探さなければなりませんでした。その後起きたことは、全てランダムで。しかし、全てが重要なことでした。


▲ティム・バーナーズ=リー氏

最もアメージングだったことは、Webに集った人たちの情熱で。元々のHTMLのタグはたったの6個でしたが、すぐに人々は新しいタグを追加し、コラボレーションの必要性が生まれました。
みんなは、全ての仕様が、私のコンピュータに格納されていることを心配し、コンソーシアムを作ることにしました。そして、多数の会社の協力を得ることができるようになりました。
多数の企業の協力に感謝します。そのオープン性にも。そして、CERNにはロイヤリティを変更しなかったことを感謝します。
今、我々は、仕様を規定するフレームワークを持ち、企業がロイヤリティフリーに協力してくれる環境を得ました。
W3Cに協力してくれる全ての方、W3Cの全てのスタッフにとても感謝します。
メンバーには2種類がいます。一つは招待された人たち。WG会合中で、「あの人は凄い」と言われた人たちです。仕様を作るのには本当にたくさんの苦労が必要です。W3Cの仕様化に協力いただいた、この部屋にいない人たちも含め感謝します。

次に、レイヤーについて話します。
低レイヤーのケーブルは、全てをつなぎ、ハイレイヤーは、今何をしたいかを表現します。ただ、コードを書けばいい。下位のことは気にしなくていい。Webプラットフォームは公平でbumpはありません。何の制限もありません。最初は10bpsでしたが、今は10Gbps。電車は最初は10マイル/秒でしたが、今も10Gマイル/秒にはいたっていません。

インターネット技術の進化と供給は、それがなぜ成功したのかとは、完全に独立に実行されています。
Webが作り上げたものは、健康にクリティカルで、民主的で。
まれに、我々はlayerを破ります。誰がtrustか、何が悪いのか、オープンなマインドを保つために
我々は、全ての時間をWebに費やすことはできません。もし、そうするなら、それを防ぐ必要があります。
我々は、あなたのISPがどんなことを考えているかに関係なく、その防御を保ち続ける必要があります。
ラグジャリーな時間の中で、考えなおすことが必要でしょう。それはなぜ必要なのか?世界にとって本当に必要なことは何なのか?

不公平性は問題です。我々は、がんを治したい。
我々は、人類に多数のチャレンジすべきことを有している。でも、それを成し遂げるには社会構造を変革しなければいけない。
Twitterは、それを増幅してくれるシステム。我々は、それが必要なのか?
それを反対にしてくれるシステムをつくり上げることはできるだろうか?意見をモデレートする。
Facebookはどうだろう、友達間のみにターゲットを置く。あなたは、新しいアイディアや意見を得ることはできない。

違う興味、違う信念、違うパーティ。我々は、これをWebの上で解決する方法を見出さなければならない。

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* Webのメモリアルイヤー!W3C20 ANNIVERSARY SYMPOSIUM ライブレポート(1/2)

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