【IoT時代のWebとモノづくり】WebクリエイターもMakeしようぜ!ぶっちゃけ対談60分

連載: IoTxWeb (5)

ArduinoやRaspberry piをはじめとした低価格のマイコンが登場し、ハードウェアの知識がなくても、手軽に電子工作が楽しめるようになってきました。HTML5 Experts.jp読者の皆さんも、こうしたIoTやWoTに関心を持ち始めた方も多いのではないでしょうか。

WebクリエイターがMakeするにあたって、Webで培った技術は役に立つのか・立たないのか、これから活躍の場はあるのか。白石俊平編集長を聞き手に、すでにモノづくりの世界に足を踏み入れ始めたエキスパート村岡正和さん高岡大介さん、もうバリバリのハードウェアの人として活躍している岡島康憲さんにぶっちゃけトークを展開してもらいました。


 ▲左から、白石俊平編集長、岡島康憲さん、高岡大介さん、村岡正和さん

IoTやハードウェアの世界に踏み込んだきっかけは?


白石:まずは、皆さんのIoTに対する取り組みを、教えてください。

村岡:僕はJavaScriptが得意なバリバリのWeb系エンジニアなんですが、最近IoTやWoTがIT業界で重要視されてきたので、ハードウェアの勉強を始めたところです。

でも、いまさら組込みの世界でJavaとかC++を始めてもかなわないし、そもそも自分はWebのエンジニアなんで、そっちに行ったら負けかなとも思ってるんです。僕のIoTへのこだわりは、ハードのアプリケーションやデバイスが動くWeb技術を取り入れていきたいってことなんですよね。


 ▲村岡 正和さん(※今回はリモートで参戦)
神戸でシステム開発を行っているフリーランスのエンジニア。コミュニティ活動では、html5jのスタッフやマークアップ部部長、HTML5-WEST.jpの代表として関西でHTML5を中心としたWeb技術の普及に努めている。JS board勉強会や、「日本ウェアラブルデバイスユーザー会」を運営している。


JavaScriptで組込み機器を動かすというソリューションに注目していて、その技術を追っかけるために、「JS board勉強会」を立ち上げました。自分の家にも、JavaScriptを使った組込みボードで、猫の監視センサーを作ったりしています。


 ▲猫の監視センサー ※詳しくはこちらの資料参照

Espruinoというマイコンボードをネコのトイレに設置して、猫が出たり入ったりすると検知して、僕のスマホに送ってくれるんですよ。焦電センサーを使って、マイコンとWifiのモジュールとつないでいるんです。僕が外出していても猫がトイレに行ったことがわかるし、家にいると、すぐトイレが掃除できるのは便利なんです。なんかスマートハウスぽいでしょ?(笑)。これはJavaScriptで操作します。Arduinoのようにセンサーをつけて、JavaScriptで動かせるので、僕みたいなWebエンジニアでも普通に使えます。

あと1つ、TesselもJavaScriptで操作できるものもあります。Espruinoよりももっと簡単に操作できる端末。Wifiが内蔵されているので、Intel Edisonに近いかんじです。Tesselの場合は、センサー類が別売りされている。簡単に装着することができるので、電子工作の知識がなくても使えます。スーパー簡単です。Espruinoはいろんな機能が使えるけど、電子工作の知識が必要ですね。

高岡:私は「先端IT活用推進コンソーシアム」で活動しているのですが、IT企業がIoTに対してどう取り組んでいくかを考えるために、2014年11月から月1回、一から勉強するIoT勉強会やハッカソンなどを主催しています。


 ▲高岡 大介さん
外資系SIerでエンタープライズシステムの開発を経験した後、独法研究所にて形式手法やセマンティックWeb関連の研究に従事。ベンチャー企業などを経て現在はフリーランスとして、技術支援、開発、執筆、講演など様々な仕事に携わる。Build Insiderでオピニオンコラムを執筆中。Senchaユーザーグループや先端IT活用推進コンソーシアムで活動している。


例えばこのlittleBits(リトルビッツ)を使って、勉強会でデモをやったりしてます。Arduinoも試してみたんですが、Wifiシールドを付けないとインターネットにつながらないので、Intel Edisonを買ってつないだりします。

GROVE Systemとか、さっきのTesselとか組み合わせれば簡単にできるというのは、最近の流行ですね。littleBitsは磁石でつながるし、ショートしないようになっているから子供でも使える。間にセンサーにはさんだり、シンプルなボタンにラッチというモジュールを挟むだけでトグルスイッチにもなります。あとはcloudBit(クラウドビッツ)はインターネットにつながる秘密兵器なので、注目しています。IFTTTに対応したBitモジュールが便利なんですが、まだ日本では正式発売されていないんです。

こんなかんじでデバイスやセンサーのことは勉強してますが、自分はあくまでもアプリケーションレイヤーの部分で頑張りたいと思っています。だからデバイスはお手軽に組み合わせて、使えるものを選んで試しているかんじです。

岡島:私は、もともとはWebサービスの企画屋だったんです。2009年くらいから友人たちとハードウェアをいじり始めて、2011年に岩淵技術商事を起業。東京デバイセズ研究開発用製品を製造販売するメーカーを展開しています。それ以外にもABBALabでいうハードウェアスタートアップアクセラレータへのサポートを通じて、ハードウェアのスタートアップ支援や、アクセラレーションのプログラム提供などを行っているので、IoTに関わる機会は多いですね。


 ▲岡島 康憲さん
岩淵技術商事株式会社 執行役員。インターネット関連企業・NECビッグローブにて、Webサービスの企画立案・運用やインターネット接続型ハードウェアの企画立案に6年間従事する。2011年7月、エネルギー関連ハードウェアや、Webサービスの企画開発を主業務とする岩淵技術商事株式会社を創業。研究開発用電子製品を開発・販売する「東京デバイセズ」を運営している。


友人たちと作った代表的なもの1つは、2009年にTwitterと脈拍のセンサーをつないで「死んだらツイートするデバイス」こと「秋月パルス」。毛細血管の赤外線吸収量から、血流の変化を検出し、Twitterに生命活動を投稿する自作デバイスです。Twitter APIを活用したハードウェアなんですが、同じように個人が開発したWebサービスと絡めたハードウェアで、PCなしで装置単体でネットもつながるのは当時はほとんどなかったと思います。海外のTechCrunchやEngadgetで取り上げられて、日本で話題になりましたね。

白石:へえ、すごいですね。ところで、ハードをいじり始めたきっかけは何だったんですか?

岡島:起業する前は、NECビッグローブで動画配信サービスなどWebサービスの企画運営をやってたんです。多くのWeb系企業が展開していたサービスの大半がPCや携帯電話向け中心だった状況に限界を感じて、上司と研究開発部を作って、今で言うChromecastのようなハードウェアプロトタイプをはじめ、いくつかのハードウェアの企画や試作をしました。また、Kickstarterのようなクラウドファンディングが普及し始めた時期に、個人間送金のようなかたちで投げ銭ができるサービスをリリースしたりしていました。

白石:東京デバイスセズは、販売代理店をやってるんですか?

岡島:いえ、全体の半分以上は自社製品です。複数人で製品開発を行う場合もありますが、大半のものは弊社の代表自身が開発しています。利用シーンやユーザーニーズををうまくとらえることで、少人数であっても魅力ある製品を作れるのではないかと考えています。

WebクリエイターがMakeする必要って、あるの?


白石:ではそろそろ本題に。そもそもWebクリエイターがMakeする必要性って、あると思いますか?

村岡:絶対やらないといけないということはない。jQueryと同じで使いたい人だけやればいいんじゃないかと。ただし、やったら絶対面白いと思いますね。これまでなかった新しいビジネスのチャンスにもなるし、勉強すればハードウェア業界に打って出れるチャンスでもある。

別にフリーランスだから新しい仕事を取りにいこうとか、自分で製品を作って売ろうとかも、今のところ考えてない。じゃあ、なんでかと言えば、答えはハードウェアの人と組んで仕事をするためには、最低限の知識が必要だと思っているから。これからはWebクリエイターもある程度のハードの知識は必要だと思うし、ハードウェア側の人も勉強しているはず。

お互いに共通言語で話せるくらいにならないと、いいものは作れないと思うんです。これからは絶対Makersみたいな仕事が増えていくし、ハードウェア屋さんの発想や知識だけではできないことを作りたいんですよね。Webクリエイターにしかできない新しいソリューションを生み出していきたい。ハード屋と仲良くなりたいから勉強しているし、自分のスキルアップや新たな分野にシフトチェンジするチャンスだと思ってます。

白石:なるほど。今の村岡さんの話には「IoTの仕事が増えていく」、「その中にWebクリエイターの仕事がある」という2つの仮説がありましたね。岡島さんは、どう思われますか?



岡島:IoTの仕事は実際、今も増えています。ここ2~3年は、「ネットとセンサーをつなげてこんなことができませんか?」といった問い合わせも多いですね。CES(Consumer Electronics Sh.ow)でもIoT系のデバイスやプロダクトも増えて、盛り上がっていた。大手メーカーやハードウェアベンチャーからこれまでインターネットと関係なかったデバイス屋さんからの相談も増えてます。

Webクリエイターの仕事チャンスはあると思います。僕自身もハードとソフトの中間の立場なので、バリバリのハードウェア業界の方々にはWebサービス界隈の人の顔をする。 「IFTTT(イフト)っていうのはなあ…」なんて話を偉そうにするし、逆にWebサービス業界の方々にはハードウェア界隈の人の顔をして「お前は知らないかも知らないけど、ハードウェアって超大変なんだぞ」って!

ハードウェア業界の方々の中には、Webサービスの可能性や実装に必要な技術を把握しきれていない人もいる。例えば、福島で放射能のセンサーを作ろうとしたときに、GPSとネットをデバイスにつなぐにはどうしたらいいの?って相談されたとします。通信は3Gならいけるな、Webサーバーを立てて、管理画面作らなきゃとか、Googleアカウント立ててみようかとか…。Web系のエンジニアが必要とされるところはたくさんあります。特にセンサー、デバイス周りの認証回りは、相性がいいと思いますね。

Web的な発想で企画提案する人や、管理画面が必要なのであれば、UIデザイナーも必要とされてくるはず。だから、その仮説は正しいんじゃないかと。

ハードウェアエンジニアとWebクリエイターの違い


村岡:さっきの話すごくわかりますね。最近、ハードウェア屋さんと話をすることが多くなって気づいたんですけど、彼らはソフトウェアやインターネットの知識が意外と少ない。ハードウェアは業務が高度に専門化しているから、設計者だけでは製造できないし、設計も業種が細かく細分化されている。何でもふんわり全部やるWeb業界の文化とは全然違うんですよね。でも、文化の違いを理解するだけでもずいぶん歩み寄れる。まずは業界・風土や仕事の理解ができてから、彼らと話がスムーズにできるというのがスタート地点。

そうなるとWebクリエイターはここからどういうソフトを作ったらいいか、サービスまで広げて考える。ソフトからサービスまで考えることがハード屋さんにはないから、新鮮に映るみたいです。デバイスを作る理由をサービスを作ることまでつなげてあげると驚かれるんです。これはやってみてわかったこと。ハード屋さんには刺激を与えられているし、面白いと言ってもらえる。本質的な新しいジャンルとのマッシュアップだと思っている。まだまだ可能性があるし、新しくて楽しい仕事が増えていくので、みんなも早くやったほうがいいと言いたい。

白石:僕は自分がハードを知らなさすぎるせいか、ハード屋さんがソフト屋さんになるほうが簡単じゃないのって思ったりします。ソフトウェア作りって、そんなに難しい気がしないっていうか…。

村岡:むこうも同じこと思ってますよ(笑)。電気回路を覚えるほうが、ソフトウェアやWebサービス考えるより簡単じゃないかって。

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岡島:どういうレイヤーで作るかにもよりますけど、例えば銀行のシステムを作るのって個人レベルじゃ厳しいじゃないですか。PHPでちょいちょいとWebサイト作るのとは全然違う。

それと同じで、東京デバイセズは何千万の製品を完全なものを安定的に供給するのは無理だけど、ハッカブルな製品を毎月数台出すくらいなら問題ない。十分売り上げが立つんです。やること次第だし、比べることはあまり意味がない。

IoTの意味って、サービスのモノ化だと思っています。IoTはソフトのハード化なんだと。サービスを作るためにスマートフォンだけじゃ足りないからモノに手を出しているんだと。それが本質なんですね。僕がハードをいじりはじめた理由なんです。興味があったわけじゃないし、PCとガラケーでできることに限界を感じていたから。

大手メーカーが扱っていないモノを作ろうと思ったときに、画面の外に出たくてハードに手を出した。やりたいことに限界を感じたからハードを作り出したんです。ハード屋さんハードがあるからこそ、いわゆる従来型のハードウェアの企画開発フォーカスしてしまって、Webサービスによってハードウェア製品の価値を伸ばすことに検討の余地を残してしまっていると思います。

今後のIoTビジネスはどうなる?


村岡:サービスというのは「モノを売ってなんぼ」だけじゃない。ハード屋さんはモノを作って売る対価のやりかたに慣れすぎて、それに気づかないんです。クラウドを使うとか、ソフトばらまいて広告を売るとか、Webのマネタイズの話をすると、ハード屋さんに「思いもつきませんでした」と驚かれます。

高岡:今後のIoTビジネスの話は興味深いですね。IoT勉強会をやっていると大きく二つの流れがあるような気がします。Makersやデジタルファブリケーションの文脈のIoTと、IBMやインテル、シスコなどの大きいビジネスやスマートグリッドなどの文脈。これが両方が融合していない気がするんですよね。分断されてるというか。Webエンジニアがどっちの文脈でいくのがいいか悩みますね。

先日ガートナーは、ハードウェアスタートアップベンチャーはあと2~3年後で限界がくると指摘していましたね。スタートアップが大企業にとって食われて、やれることがなくなってくるというものでした。



白石:メイカームーブメントが終わるということ?

岡島:今の話で2つ面白いと思ったことがあります。1つはシスコやインテルのIoTと、スタートアップのIoTに乖離があるという点。シスコやインテルは、ネットに繋がるハードウェアをどういうプロトコルでつなぐといいかという点にフォーカスしている。そもそも考えている土俵が違うから、ずれがあるんですよね。理由はレイヤーが違うから。

ハードウェアスタートアップ限界説については、ハードウェアスタートアップがハードウェアを作るのはものすごく大変なので、実際今も起きている問題です。イニシャルコストが大きい、設計や試作も大変、サポートも大変と、ハードウェアはお金がかかるビジネスだから。

村岡:Kickstarterはバブルみたいなものだって、言われてますもんね。

岡島:僕は、ハードウェアを作るコストが下がってくれば、その構造が変わっていくと思っています。ガートナーの発表は製品を設計・製造・販売する環境が今と変わらない前提でのものだけど、製造コスト、サポートのハードルが下がれば、それぞれの枠組みが変わって、さらに多くハードウェアスタートアップが入ってくる。そうなると必然的に、ブレイクスルーが起きてくる。

それは、インターネット業界のスタートアップと仕組みは同じなんですよね。サーバーにはお金がかかるし、新しい技術の伝搬コストや情報共有するコミュニケーションコストもかかるから、大手しかできないと思われてたことが、今はサーバーも安くなったし、GitHubが出てきてベンチャーでも遜色なく作ることができる。

高岡:そこでまさに、私たちWebクリエイターの力が役立つ可能性が高いわけですよね。

岡島:インターネット業界では、例えばUberのように、物理的な不動産や動産に対してブレイクスルーを起こしてきた。それと同じことが起こればいいだけ。

白石:ハードウェアの製造コストが今は高いと思われているけど、ブレイクして、コストが下がれば、スタートアップは引き続き盛り上がるということですね。

岡島:もしハードウェアスタートアップのこの盛り上がりが落ち着くとしたら、潜在的な燃料がありそうなバイオ領域に関心が移ることじゃないかって思っています。大手の伸びに押されて尻つぼみになるシナリオはあんまりピンとこないですね。

村岡:ああ、確かにそれはありますね。

IoTの時代、Webクリエイターの仕事はどう変わる?


白石:IoTの時代が来るとして、僕らの仕事ってどう変わっていくのか意見を聞かせてください。

岡島:まず、Webのビジネスにどう関わっているかが、1つ大事な判断材料ですね。Webサービスの企画立案している人にとっては、企画の幅を広げるのにいいブーム。アタマのかたすみに考えておいたほうがいいと思います。サーバーサイドをやっている人は、IoTはセキュリティやプライバシーの問題とかで、ツッコミどころが多いから需要が増えると思います。

白石:TechCrunchでも、IoTのセキュリティとプライバシー問題は取り上げられてましたね。 

高岡:求められる人材としては、ハードウェアの知識もWebの知識もある人だけど、今はまだそうそういないですよね。私たちがハードウェアを理解したり、ハードウェアエンジニアがソフトを理解する必要がある。



白石:今は売り手市場だけど、ハードウェアエンジニアのニーズってどうなんですか?

岡島:ハード系のエンジニアも、めちゃくちゃ足りないって言われてますね。ハード系はフリーエンジニアはほとんどいないんです。大手メーカーがつぶれたら、数万人のエンジニアがが野に放たれる。エンジニアを解放してほしいって思ってます(笑)。

「DMM.make AKIBA」の施設運営やハードスタートアップ支援プログラムを小笠原という人間と一緒にやっているんですけど、いろいろなビジネスを通じた売上も重要である一方で、職業の枠をどれだけ増やすか、ハードウェアエンジニアの仕事をどれだけ楽しくできるかをよく話したりします。

ハードウェアビジネスに関わるためには大手メーカーに入るしか道がない、その状況を変えたい。これからは、想像もしないような職業が、新たなハードウェアニーズの隙間から出てくるはずなんです。そのためにもハードウェアのフリーエンジニアをどうやって増やすかを考えています。

白石:IT業界はゼネコン構造が多いですが、ハードウェア業界はどうなんですか?

岡島:見方によっては、今のハードウェア業界は20年前のインターネット業界に似ていると言われています。だが、大手しかできなかったことがより低コストでできるようになって、つまり「ハードウェアビジネスの民主化」が進むことで、個人でもビジネスでできるようになった。これからはもっと盛り上がっていくんじゃないでしょうか。

高岡:我々Webエンジニアがハードウェアビジネスに飛び込んで、成功する確率はあるのでしょうか? IoTを勉強すれば、仕事の幅は広がるけど、ガチに参入したらどのくらい成功できるものなのか気になります。



岡島:インターネットのサービスの成功確率とほぼ変わらないと思います。0.00001%とか(笑)。Webのサービスも、生き残る確率は限りなくゼロに近いですよね。

白石:大半がつぶれるってことですか?

岡島:生まれてつぶれていくのが認識できないくらいですね(笑)。今はまだ母集団が少ないから、目立っているけど。ただ認識しないといけないのは、きちんとバリューが提供できるサービスなのかどうか、お客さんに価値を与えることができるのかどうか、自分達でないとできないサービスなのかということ。ハードもソフトも、そこを設計してサービスを考えられる人は生存確率が高い。

生粋のハードウェア屋よりも、そういう意味ではWebクリエイターの方が成功できるはず。みんな、はてブの「成功するための○○の法則」とか大好きじゃないですか。そいう思想に慣れているのが、Web系エンジニアの強みですよね。

だから、WebクリエイターもMakeしよう!


白石:では、最後にWebクリエイターとしてのメッセージを一言!

村岡:Webクリエイターもハードウェア知識も身に付けるべき、ということですね。ソフトとハードエンジニアの垣根がなくなってきたし、フルスタックエンジニアもハードの設計ができることが求められるようになると思います。

5年くらい前にHTML5の時代がくるって言われたけど、実際にHTML5が勧告されてから勉強し始めてたんでは、すでに遅い。たぶんそれと同じことが起こるんじゃないかと。「Arduinoとかできますよね?」って聞かれて、普通に「はい、やれます」と答えるような人が給料もらえるようになるんじゃないでしょうか。

高岡:なんだかんだ言っても、現実のものが動くのは楽しい。スクリーンを出て「現実をハックしよう!」ってことです。

岡島:画面の中だけに満足できなければ、ハードをやればいい。ただし、自分が興味があるものをやればいいし、世間にまどわされなくていい。受け身じゃなくて、好奇心をもってやるべき。時代の先端にいた人たちは、今に満足できなくて、踏み出した人たちなだけなんですから。

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