今回の記事は後編です。前編はこちら
ディープラーニングや機械学習というとちょっと手が出しづらいところがあり避けていた方もいると思いますが、この基調講演ではそういった迷い(?)を払拭するような解説とデモが行なわれました。
そしてもう一つ、オーグメント・リアリティやバーチャル・リアリティ、ホログラム、良い意味でも悪い意味でも「遊び」での利用しかないと思う人が殆どだと思います(私は今日までそのくらいのものだと思ってました)。いやいやどうして、数年後のビジネススタイルを定義する内容の解説とデモが行なわれました。
基調講演後半はエキスパートの佐川がお届けします。
ディープラーニングが行える「SQL Server」
患者のCTスキャンからガンである可能性をディープラーニングを使って解析している。この解析は SQL Server で実行されている。
SQL Server では ディープラーニング・ツール(TensorFlowやCNTK)を SQL として使えるようにしてる。これはストアド・プロシージャで実装され、このストアド・プロシージャの中でAIのエンジンを呼んでる。
新しいクラウドデータベース「Cosmos DB」とは何者か!?
データを分散保存し、分散された各リージョンのデータが一貫性を保って利用できるように設計されている。
Cosmos DB の特徴のひとつは何と言っても世界中に分散させてアクセスできることのようだ。そして分散されたデータについてはRDBMSと同等の一貫性を定義でき5段階から選択できるようになっている
コードを書く上でも Python や R 、 C# と言った言語でも書くことができもちろん Node.js を使っても書くことができる。
AIを活用したドローンとデープラーニングを用いた「Cosmos DB」の実例。
Mixed Reality(複合現実)で実現するビジネス
Augmented Reality(オーグメント・リアリティ)、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)、Hologram(ホログラム)を合わせたものが Mixed Reality(複合現実) であり、今回の de:code2017 のメインと私は思っている。
Mixed Reality のキーマン Alex Kipman がもっと感銘を受けたのが日本だという。彼によると、日本は最も Mixed Reality(複合現実) が進んでいて、コミュニティ活動や HoloLens ハッカソンが世界でも秀でているそうです。
オーグメントリアリティ、バーチャル・リアリティ、ホログラムは別々に用いる技術ではなく同時に使うものであると主張する。
実際に建設業ではホロレンズを使って模型(設計図)を作り、最後にはこれらすべての情報をホロレンズに入れて渡すことができる。
これまでとは変わったスタイルの仕事になると言ってます。ワクワク感が満載で、アニメ好きでは無くてもテンションが上がりそうだ。
コミュニケーションツールとして、
Bot とのコミュニケーションも、
遠距離にいる人ともアバターとして存在することもできるし、
Mixed Reality(複合現実)を使うとすべてのものが変わる。2年から3年先には、バーチャルもリアルも境目がなくなりは物理的にそこに居なくてもいい。ブラウザ(Microsoft Edge)でWebVRを動かしEgdeから椅子を(バーチャルに)引き出すと言ったことも可能になる。
今回の記事は後編です。前編はこちら