まもなくキーノートがはじまります!HTML5 Experts.jpでは、現地で取材中のエキスパート・編集部と連携し、ライブレポート形式にて本ページにて、最新情報をお届けいたします!
まずは、キーノート会場からご紹介です。
カウントダウンがはじまってます!
ピタゴラスイッチのような演出、そしてFlappy Birdの映像も流れてます。
Michael Gorman氏のスピーチではじまりました。
前回のGoogleIOはグローバルなイベントであり、547箇所で視聴している人がいます。早速、グローバルなスマフォの出荷数を見ます。全四半期では3億台以上が出荷されています。Androidを使っているユーザは毎年数が倍増しており、今年は10億人以上のユーザが利用しています。
Androidユーザは9300万人が自分撮りをしています。我々の推定では、1000億会場もAndroidをチェックしています。
タブレットの話もすると、数は非常に伸びています。Androidのタブレットは世界市場の62%を占めています。これはkindleを含んでいません。また、利用状況を見ると、一年前はyoutubeを見る人は28%がyoutubeを視聴していましたが今は42%です。今年だけで、アプリケーションのインストールは200%以上増えています。また、10億人以上のAndroidユーザがいますが、50億人以上のユーザにリーチしたいと考えています。
本日はAndroidとChromeについてお話いたします。まずはAndroid “L” Developer Previewについてです。(編集部補足:Kit Katの次ですね。まだ正式名称は内緒のようで、単なるLとして紹介されてます。)
デザインは今日非常に重要です。Lではマテリアルデザイン(材料設計)を取り入れています。マテリアルデザインは、直感的に人々が理解できるようなデザインです。例えば、
影を作ることにより、どのように動くかについて意味をもたらすようなものです。また、Lのガイドラインにより、開発者は1つのデザインで、様々なデバイスのデザインを最適化できます。
(編集部補足:マテリアルデザインについてはこちらの動画をご覧ください。)
さらにLでは、Android開発者はシームレスなアニメーションを作ることができます。
昨年はPolymerを発表しましたが、マテリアルデザインの機能をPolymerを介して提供します。マテリアルデザインではスムースなアニメーションを作れます。具体的に、Lのユーザエクスペリエンスからお話します。Lには洗練されたノーティフィケーションもあります。Lの場合には即時的にロック画面から確認ができます。
Lではノーティフィケーションを優先度をつけて整理できます。さらにノーティフィケーションを、一回のスワイプで外すこともできます。またheads upというノーティフィケーション機能を導入しています。これは緊急度の高いものを通知する機能です。また新しいコンセプトとして、パーソナルアンロックという機能を導入します。
次はパフォーマンスです。
Androidのバーチャルマシンについて様々な意見を頂いてきました。今日、我々はLの新たな実行環境として、ARTを提供します。ARTは新たなガーベジコレクタも提供します。ARTは64bitアーキテクチャに対応しています。
また、Lでは、GPU性能も向上しています。(Lを用いたムービーが再生される)水の反射や煙のエフェクト、秋のリリースでPCレベルのものがポケットに収まるようになります。
最後にバッテリです。プロジェクトVoltaをはじめました。これにより持続時間を向上させています。バッテリ性能を確かめるには、まずは計測をしないといけないので、Battery histrianを作りました。これにより当時の状況を見ることができるようになりました。
そしてジョブスケジューリングAPIも新しくなっており、消費電力も効率化されています。
LではジョブスケジューリングAPIで、バッテリ接続していても自動的にバッテリを節約できます。
明日の午前中には、LのプレビューSDKを提供します。Nexus7で今日にでもはじめられます。5000の新たなAPIが提供され、パフォーマンスも向上しています。
これまでのAndroidのイノベーションを振り返ると、オープンプラットフォームで様々な技術革新を提供してきました
セキュリティアップデートもGooglePlayを介して利用できます。ファクトリーリセットプロテクションを使い、さらに安全に活用できます。
プライバシーもLの側面にあります。ユーザは個人情報の保護を確実にできます。
ユーザはマルチスクリーンの世界を生きています。例えば、車にのってもネットへ接続しています。
シームレスな形式で、どのデバイスを使っていても同様なエクスペリエンスを提供します。その一つとして紹介するのは
androidWearです。
Android Wearでは例えば、センサによってコンテキストを認識、必要な情報を提供します。ユーザはこのデバイスを常に身につけていることによります。世界中の人はAndroid Phoneを毎日125回以上チェックしていますが、このウェアラブルなウォッチを使えば、すぐに確認できます。まずはLGウォッチで紹介しましょう。
これにより、ウェアラブルな形で、流れるようなアニメーションで、フライト情報のような様々な情報を確認できます。
UIのモデルですが、Androidがどのように機能するか?まずは天気や通勤時間を確認できます。また、ウォッチから簡単にスマートフォンと連携できます。簡単にメモもとれます。とったメモはすぐにスマートフォンに同期されるのです。
例えば電話がかかってきた場合は、ウォッチに情報が表示されます。ウォッチを上下にスワイプすることによって、電話を拒否するようなこともできます。また下にスワイプダウンすれば、都合がよくなるまで割り込みを避けられます。
また、ウォッチで音楽もコントロールできますし、再生している最中のアルバム情報もチェックできます。また、その他の機能として、ジョギングの後の心拍数なども計測できます。AndroidWearSDKによって、開発者は様々なものを構築できます。色々なアプリケーションが何十億という通知を、自分の腕で確認できます。3月に開発者プレビューをリリースしています。
ユーザには、さらに良いエクスペリエンスを提供できるようになります。GmailやHangoutと統合できるようになります。eat24というアプリを紹介しましょう。
まずピザのオーダがウォッチからできます。
支払いもウォッチからできます。これだけで、ピザがあなたのもとに届きます。
ソーシャルレシピのような例もあります。レシピをウォッチで見ると、携帯にもすぐに同期されています。これは料理をしている間に身につけていてもOKです。防水処理されておりますので。タイマーもすぐできます。ウォッチさえあれば大丈夫。焼き過ぎなんてありえないです。
音声のアクションを色々とお見せしましたが、他のアクションにも応用可能です。Okay google, call me car といえば、位置情報を確認して、車がついたらウォッチに通知してくれます。また目的地についたらウォッチに通知してくれるようなアプリも作れます。さて実際のウォッチですが、
今日の午後からLGウォッチをプレイストアで発注できます!またサムスンもAndroidwearファミリー人参加してもらいました!Samsung Gear Liveも午後から発注できます。また丸いUIのMoto3も夏から発売されます。(編集部補足:米国での発売情報です)
Android Wearはシームレスなデバイスすると述べました。次は車を考えてみましょう。
Open Automotive Allianceを発表し、Connected Carを現実にしたいと思います。
そこで、本日はandroid autoを発表します。android autoでは、Androidプラットフォームを自動車のために作りなおしました。運転中にも使えるようにしています。android autoはコンテキスト対応しており、的確な情報を必要なタイミングで必要な情報を出してくれます。また完全に音声対応されているので必要な情報を音声で使えます。
androidフォンを車に近づけると、android autoを車の画面にそれを表示させます。
そして車のコントロールするために、タッチスクリーンを使えます。しかし、アプリケーションはスマートフォンで動作していますよ。さらに、Google Play Musicの主な機能をコントロールできます。これを手を使わずにコントロールできます。
そうそう、皆様はGoogle Mapが好きですよね。android autoはもちろん対応していて音声が使えます。「ヤングミュージアムはいつからやっていますか?」と聞けば、「朝からやっています」ち答えてくれます。次に、「Navigate There」と言えば、ヤングミュージアムへのナビゲーションを開始します。また、その最中に届いたメッセージはheads upで通知でされます。このとき、マップの移動画面も出しながら、音声で返答できます。
android autoについてお話してきましたが、スマートフォンやタブレットと同じように開発できる、android auto SDKを今日発表します。
SDKがあれば音声を簡単に使えます。またメッセージングAPIもあります。これにより、Appをユーザへ提供しています。わずか数行のコードで車の中でも対応できます。
40の新しいpartnerがOpen Automotive Allianceに参加しています。
車をもっていない人もいますよね。そこで、次はTVです。TVは2006年からあまり進化していません。その結果スマートテレビは限定できでした。Androidtvを発表します!Androidtvでは音声入力を活用でき、バーチャルコントローラも使えます。例えば、生のTVが流れている上に、コンテンツをオーバレイできます。TVはコンピュータと違い、エンターテイメントのインターフェースがあります。
例えば、「2012年からオスカーを受賞した番組」と音声入力すると、一覧で表示できます。
リモートコントロールがない場合には、Android wear、ウォッチを使ってTVをコントロールできます。つまり、ウォッチをリモコンとして、TVをコントロールできます。
次はゲームの話です。これまでタブレット等でやっていたゲームを今度はTVで楽しめます。例えば、マルチプレイヤーゲームも楽しめます。
他にも、スマートフォンの映像を直接TVにキャストできます。ChromeCastの拡張のような形です。AndroidTVは複数のデバイスタイプ、つまりTV、セットトップボックス、ゲーム機にも対応しており、協業しています。
実際に、2014-2015年にSony、SharpがandroidTVを出します。最後ですが、ADT1というTV開発キットを提供します。これにより、今日から皆様も開発できます。
次はChromeCastを紹介します。ChromeCastは非常に販売が好調です。実はエレクトロニックデバイスとしては、Amazonで一番売上をあげているものです。このChromeCastははじまりにすぎません。この数ヶ月で6000人のデベロッパが登録しており、10000のアプリがGoogleCastReadyのアプリが生まれています。chromecast.com/appsからアクセスするとGooglecastのアプリケーションが簡単に使えます。
TVは使われていない時間が多いですが、それを活用しようと考えています。
例えば、フォトフレームのように使うこともできます。
次はChromebookの話です。我々な生活の中で重要なデバイスとして、まずはChromebookがありました。ユーザはこれを非常に楽しんでいます。
今、AmazonのレーティングでTop10のラップトップは、すべてChromebookです。
Chromebookに近づいてスマートフォンを持っていれば、chromebookに自動的にサインインできます。GoogleNowの通知も導入済みです。何かあれば、Chromebookでテキストメッセージも追加できます。
このようにChromebookは素晴らしいのですが、ここで我々が考えていたのは、AndroidアプリケーションをChromebookでも利用したいという点です。技術的には非常に難しいのですが、AndroidアプリケーションをChromebookで動かせるようにポーティングできています。
さて、次は法人(企業)の話もしましょう。企業では、個人携帯と会社携帯が別物でした。Lでは、両方のエクスペリエンスを統合して、使えるようになります。一つのデバイスで大丈夫になります。
データは完全に分離されており、セキュアな形になります。もうひとつ、よく要望される機能について紹介します。
Navie Office Editingも提供します。たとえば、皆様はEmailを使ってwordファイルを受信しますが、今まではそれをdocファイルに変換していましたが、これからはNativeな形式でofficeファイルとして使えるようになります。
次はGoogleDriveです。Google Drive for Workの機能を法人にも提供します。エンタープライズに対して、すべての機能を提供します。また、無制限のストレージを月10ドルで提供します。これからはAndroid、Chrome、Google Doc、Google Driveを統合的に使えます。
実際に、多くの企業・学校がすでに利用しています。
Googleの中で様々なインフラを作っています。ここでGoogleプラットフォームの話をしましょう。
Compute Engineを使っています。エクサバイトまで拡張するストレージも提供しておりますし、スケーラビリティも確保しています。
バックエンドを作るという意味においては、パフォーマンスがあり、簡単なツールが必要ですが、それはGoogleにしか無いと感がています。ここで4つの機能を紹介します。
一つのアプリケーションを使って説明します。codewalksは散歩の記録をするアプリです。散歩にいってコメントをシェアするアプリですが、これは情報をクラウドにデータを入れる必要があります。
デバッグのために、ブレークポイントを設定することもできます。
クラウドトレーシングという機能では、すべてのアプリケーションにおいて、どれだけ時間がかかったか、というのを表示してくれます。
最後はクラウドモニタリングです。これによりインフラのモニタリングをできます。例えば、どのようなサービスを利用しているかを確認できます。また数十のOpenSourceのサービスをモニタできます。例えば、こちらではRedisを確認しています。
いままで見てきたのは4つの機能であり、それぞれはCloud Save、Cloud Debugger、Cloud Trace、Cloud Monitoringができるようになりました。
次はデータに注目します。データといえば、もちろん分析が必要です。
その分析において、MapReduceが最適じゃない場合もあります。特にパイプラインを使う場合です。そこで、本日はCloud Dataflowを発表します。これによりデータのパイプラインを使えます。これにより、バッチでもリアルタイムでも分析結果を確認できます。
例えば、CloudDataflowでTwitterを分析してみます。これは、並列化された高速な分析が可能です。
ブラジルvsクロアチア戦の分析結果です。ポシティブネガティブな結果を表示しています。この例では、途中でレフリーについて物議を醸しているようです。
また話を技術的な部分に戻して、なぜMapReduceを使うのをやめたかというと、cloudパイプラインによってこれまで大変だったことが簡単にできるようになり、スピードも早くなるからです。我々自身の問題を解決できるようになったので、MapReduceを使うのをやめたのです。
次はGooglePlayについて話をしましょう。
GooglePlayで開発、配信、マネタイズについて話をします。
まず開発におけるテストです。テストは大変ですよね。appurifyはもっとも洗練されたテストです。appurifyにより、iOSでもAndroidでも活用できるテストが利用できます。また、特定の環境も擬似できます。
次にGoogleFitPlatformを紹介します。GoogleFitがない時代は、専用アプリを使う必要があり、その提供形式はサイロ型になっていました。GoogleFitでは統合した形で、包括的なアプリを活用できます。例えば、ユーザにはより良いレコメンデーションを提供します。具体的には、アディダスやナイキがGoogleFitのエコシステムに参加しています。このSDKはあと数週間で利用可能になります。
次は配信です。クロスプラットフォームのサービスとして、これまで、Google Play Gameを提供してきました。Google Play Gameも強化されます。
例えば、Game Profileにより、自分のアイデンティティをクラウドに保存でき、それをゲームで活用できます。
次はマネタイズです。よくある方法はキャリアにお金を払う方法です。実は今25ヶ国で利用できます。アプリケーションやゲームやムービを、携帯電話の請求書に載せて払えます。これによりユーザに請求を簡単にできます。
実際に前回のI/Oから50億ドルをユーザが支払っています。
次はお待ちかねのガジェットを見てみましょうか。(編集部補足:参加者へのお土産コーナーです)
カードボードや
や
を会場の皆様にはプレゼントいたします。
これでキーノートは終わりです。参加してくれてどうもありがとう!